元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年12月16日にstand.fmにて配信された、「先生の当たりはずれ？！#１０９」をお送りします。
合う合わないはある、でも、あたりかハズレかは自分次第！
「あの先生あたりだよね。」「あの先生ひどかった。」
このような会話は、歯医者さんだけでなく、学校の先生でも、保護者の会話で今年の担任の先生があたりとかハズレとか、よく聞く会話です。
が、私はその会話が苦手です。
歯医者の先生があたりとかハズレとか、まるでくじ引きのように、簡単に言いますが、
患者さまは歯医者さんを選べる状況ですから、自分に合わないと思えば、簡単にかえられますね。
でも歯医者さんの方は診てほしいという患者さんを断ることはできません。
ただふと思ったんですが。学校では生徒は先生を選べません。
でも、もしかしたら先生の立場から見ても正直自分の職場とかクラス担任、同僚の当たりはずれってあるんじゃないのかなって思ってしまったんです。
よくクラス崩壊をさせた先生とか、あの先生は面倒見がいいからあたりとかいう噂を聞いたことがあるのですが、先生からしても、今年は大変なクラスだったとか、あの生徒はどうしても合わないとかあったと思うんですよね。人間だし。合う合わないあると思うんです。
で結局何が言いたいかというと、人間同士だから合う合わないはあります。
でもあたりとかハズレというのはちがうと思うんです。
わたしたちそれぞれが、あたりにする工夫をしていこうよと思うのです。
身近な大人が言ってる一言、やってること、些細なことが子どもの価値観となって子どもの人格が作られていくんですよね。
おうちの方が、今年の先生ハズレとふと口にしたその価値観を子どもは背負って学校に行くわけですから、そんなこどもたちを担任ひとりで請け負う先生は大変です。
先生のやる気をそいでしまうと思います。
歯医者さんでも子どもにつきそう親御さんが「ここでちゃんとしないと先生に怒られるよ」とかいう人、いらっしゃるんですけど、違うと思うんですよね。
子どもはちゃんとするために歯医者に来たわけじゃないし、先生に怒られることを、何もしてないうちからうえつけないでいただきたいです。
歯医者で治療をしなくちゃいけないくらい、お口の中をみてこれなかったのは親の責任な～んて言うつもり？！などというつもりはありませんが、歯医者＝こわいところ、きちんとしなきゃいけないところという先入観は持ってもらいたくないです。
むかしの歯医者さんに比べれば、今どきの歯医者さんはだいぶ怖くなくなりました。
先生は優しいし、お話もちゃんとしてくれます。
お子様にご褒美をくれるところもありますよね。
この治療をあたりにするのもハズレにするも患者様次第。そう思います。
患者さまの方から、痛い怖い辛いという先入観が、ゼロになるとまではいかなくてもゼロに近くなるような診療を多くの歯医者さんが目指しています。
先生をあたりにするのもハズレにするのも、患者であるわたしたち次第。
人ってお互い影響されながら生きてると思うんです。
患者さまによって先生もスタッフも成長するし、患者さまも歯の治療を受けることで、
ご自身の口の中への意識が高まります。治療してくれた先生に感謝の言葉が自然と出ます。
こんな風になったらいいと思うんです。
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