元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年12月24日にstand.fmにて配信された、「痛みをがまんしない。#117」をお送りします。
いたいっ!て言ったもの勝ち
時代が変わったのか、考え方がいつしか変わったなーと思うことがあります。
そのひとつが痛みに対する考え方です。
私が子供のころは転んでいたくても我慢すること、
いたいといっても聞いてもらえなかったことが多かったと思います。
でもいつの頃からか、いたみは我慢しなくていいですよと言われるようになりました。
出産はいたみに耐えてこそ一人前のお母さん、みたいに言われていたのが、
今そんなこと言ったら随分と時代錯誤ですし、無痛分娩もありますから、
なるべく痛みというストレスをかけないことがよいとされているのでしょうか。
痛い時は痛いといってくださいねーと医療機関でも言われます。
むしろいたみに敏感な方がいいとすらされています。
でもわたしは比較的痛みに鈍感なので、いまさら痛いということを周りに伝えられません。
いたいですかー?と聞かれても答えようがないんです。
今の時代はいたいと言ったもの勝ちだなという気もします。
ヨガの師匠から教わったのですが、痛い時我慢するっていうのは息をとめてる行為なんで、よくない、イタイイタイと言うのは、息を吐きながら言っていてしかも心から出てる言葉だから、良いとか悪いとかじゃなくて真実なんだ。
痛みを感じなくしちゃってるのは、動物的本能を鈍らせてしまってるからもっと良くない。
あーそれを聞いたとき、あーがまんてよくないなーとしみじみ思いました。
まわりはどうあれ、痛い時は痛いって表現していいんだなと思ったんです。
さらに、親としてあちゃーと思ったのは、
息子が試合中けがしたのに、本人も言わないし、周りも気づかなくて試合が終わってから、
大変なことになってたのを、周りの人たちが気づいて病院連れていかれて、
かえって自分がビビっちゃったことがありました。ふだん病院慣れしてませんでしたし。
親として、子どもにいたい時は痛いって周りに助けを求めることを伝えてなかったなーと思いました。わたしが我慢を強要してたかなーとも反省しました。
歯医者さんの治療で痛みを伴うことはだいぶ減っていると思います。
ただ、治療が終わって帰ってきてから、例えば麻酔が切れてからとか、
根っこの治療はすこし時間が経ってからとか痛みが出ることあります。
あらかじめ痛み止めの使いかたについて不安なことはどんどん聞いておいた方がいいですし、
自分に合う鎮痛剤を知っておくのもいいかと思います。
子どもの場合は大げさかなと思っても、普段の子どもの様子から判断して、
これはと思ったら医療機関を頼るのはわたしはいいと思います。
ただし、安易に頼るのはちがうと思うのでやはり普段と比較してということです。
あと普段から自分の身体の状態を言えるようにしておくことです。
英語の授業の最初にHow are you?と聞かれたらI‘m fine thank you.
しか教わらないじゃないですか。
でもいつもfineなはずないですよね。
これは英会話の語彙の問題ではなく日本語でも、なんとなくだるいとか、まぶたがひくひくするとか、いつもより頭が冴えてるとか、言葉にして自覚することって大事です。
医療機関で痛みを伝える時も
ただ「いたい!」じゃなくて、どこが、いつから、どのようにいたいのか言葉で伝えますよね。
このことに改めて自覚的になって、痛みをがまんせず、きちんと言語化しましょう。
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