元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年11月16日にstand.fmにて配信された、「歯科助手の初フライト【人間関係】#79」をお送りします。
歯科助手デビュー苦い思い出
今日はちょっとシリアスに自分が新人だった時のことを振り返ります。
歯科助手としてわたしが雇われたのはひとえに、院長先生のあたたかいお気持ち(温情)です。
歯科業界未経験だったわたしを先生が雇ったのは客室乗務員をやっていたから、というのも理由だったと思います。
きっと誰もが知る会社に勤めていたのだから、大丈夫だろうと。
しかしこれは大きな誤算だったんです。
わたしはほんとうにできの悪い歯科助手でした。ドジでのろまなカメです。笑えません。
①役に立てない自分
②焦る自分
③孤独な自分
④精神的な疲労と肉体の疲労がたまる
この状態が何年たっても続きました。おおよそ私より前から勤めていた人が辞めるまで続きました。
それでも何とか歯科助手を続けてこれたのは、自分が選んだ仕事だから。仕事なので感情を押し殺してきたから。につきます。
客室乗務員としても最初のころは、どんどん先輩方がサービスを進めてしまってついていけないから役に立てないし、なにかやろうとしても焦ってしまうし、どうしてよいか聞けないから孤独だし、精神的にも肉体的にも疲れました。時差もあります。でも誰にも言えないし、いつもニコニコ、いわゆるスチュワーデスというイメージからはずれないように、一生懸命でした。
こうしてふりかえってみると過去のことは物語になりますが、このようなことが継承されるようではますます働くということがつらくなってしまいます。
これは歯科助手に限らず、新米が経験することなのではないでしょうか?
分からないのはあたりまえ、知らないのはあたりまえ、できないのはあたりまえ、受け入れるベテランのスタッフや院長先生こそその心境で、時間をかけて戦力になるよう育てていってほしいなと思います。先輩方が真剣にやっている仕事を後輩はだんだんと獲得していくのです。良い振る舞いもそうでない振る舞いもすべてです。それがその歯医者の文化だからです。
今思うとわたしが経験してきた仕事は、どれも特別な能力を必要とするものではなく、回数をつめばできることなんです。
給料もらってるんだから、即戦力になってもらわないと困るというお考えもあるかと思いますが、、せっかく期待して採用したのに合わないと言ってすぐ辞めてしまったり、人間関係に慣れずになじめないスタッフがいるとしたら、
歯医者さんにとっても雇われたその人にとっても失うものの方がおおきいのではないでしょうか?
長く勤めればいいというわけではないけれど、どんなスタッフもお互いに選び、選ばれた人、ご縁です。どうか大切になさってください。
今日は自分が新人だったころの振り返りをしました。
今日11月16日はわたしが最初の歯医者さんに勤め始めた日です。あの日も青空でした。
一番初めに歯科助手として教わった仕事は朝、敷地の外のそうじだったのですが、ほうきがボロボロで正直がっかりでした。歯医者さんというのは職人集団だと思っていましたから道具は大切にするしこだわるだろうと思っていました。つかいにくいほうきでしたが、そのことを言って新しいほうきを買っていただくまでに3年ほどかかりました。使える道具をそろえると仕事もはかどるとおもいませんか?
今なら、わたしも少しは成長したので、気づいたことを言えるようになったのではと思います。
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