元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年12月31日にstand.fmにて配信された、「敵は誰?戦はどこ?#124」をお送りします。
敵は自分、戦が起こっているのは自分の身体の中
大晦日といえば紅白歌合戦、お正月といえば新春かくし芸大会でした。
私は昭和生まれでテレビは団欒の中心にありました。
紅白対決、東西対決と、戦争反対と言っていた世代の方々が始めたテレビ番組が戦う番組を作っているって矛盾してるなーと思います。
さて、テレビ番組の場合、作る人たちが意識する敵は他の放送局との視聴率でしょう
敵は相手ではなく自分です。戦は自分の身体の中で起こっています。
責任転嫁してもいいことないよと言う話です。
歯医者さんで、患者様から文句というかクレームというか、苦言を呈された時のことを話します。
例えば、虫歯の治療がなかなか終わらない、一回の治療がちょっとで何回も通うのはどうなんだ!と言った場合。小さな虫歯で一か所なら一回で済む処置も、複数箇所だったり程度によっては何度も通わなくてはいけない場合がありますが、そのことは患者様自身もなかなか理解していただけません。
そんな時、患者さまの怒りの矛先は何回も通わなきゃいけないのは、
歯医者がわるい、となりがちです。敵が歯医者になってしまうのです。
でも医者から言わせてもらえば、虫歯を作ったのは患者様自身であり、
治療してほしいというから治療しているのであって、何度も通わなくては処置できないからこのようになってるんだ、あなたのせいじゃないかと言いたくもなりますが、そんなことは言えません。
矛先を患者さまに向けるわけにはいきません。敵は作れないのです。
そんな時どうしたらよいか。敵を共通の何かに作るのです。
この場合ですと共通の敵は「虫歯」です。一緒に向き合っていきましょう、大変なのは一緒ですよと、医療者側があやまるでもなくいばるでもなく、味方になる、こんな方法をとることがよくあります。
共通の敵を作るわけです。
言ってみれば、先生の悪口を言う生徒たちはクラスが団結する、みたいな感じですね。
隣の国の悪口を言う国民同士が団結して愛国心を強めるみたいな感じですね。
悪者、共通の敵を作ることで距離を縮めるという作戦です。
本来は自分の身体は味方であり、自分の身体の主役は自分であるはずなのに、情報に流されて頭でっかちになったり、いざ自分が病院に通ううような状況になると他人や周りに怒りが向くことがあります。このこと自体がもう病のサインです。
敵は自分の中にあり、自分の味方は自分、病んだとき戦は身体の中に起こっています。自己責任論ではありませんが、自分との戦いになります。医療者はそんな戦いの味方になります。
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