元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年11月14日にstand.fmにて配信された、「長く働ける職場が良いのか？【歯科衛生士さんに向けて】#７７」をお送りします。
歯科衛生士さんもキャリアを考えよう
歯科衛生士さんにとって長く働ける職場が果たしてよいのでしょうか？
結論から言うと、その人の人生観によると私は考えます。
昔だったら手に職を持って一生食べていけるお仕事、女性の数少ない職業選択の中で、看護師さんよりは若干クリーンなんじゃないか、給料もまぁそこそこ良いのではないか、歯科衛生士さんはそんなお気持ちで選ばれた方、多いのではないでしょうか？
勿論皆んなが皆んなそうだとは思いませんし、もっともっと志を持った方も多いと思
いますが。
治療をする先生も、大学の歯学部を選択する時、いかがだったでしょう？
勿論志のある先生が殆どだと思いますが、中には医学部落ちたから歯学部、とか、
親が開業医だから自分も、みたいな若干仕方なく系の人もいらっしゃるのではないかと。
ま、それはそれとして、今おかれている環境というのは、どうかどうか大切にしていただきたいです。
ですが、これからの時代、いくら手に職があるからといっても、一生その職場で働くことがその人にとって、あるいは職場にとってよいことなのでしょうか？
中にはキャリアアップをはかって、院内で勉強会をされたりセミナー受講されてる方々もいらっしゃるとは思いますが、長く同じ職場で働くことをゴールとせず、ひとりの人間の人生シナリオとしてどう生きていくかという目線も時には考えてみてください。人にはいろんな側面があり、○○歯科の歯科衛生士という以前にひとりの女性であり、ひとりの人間です。
そのようなことを考えたうえで、今の職場に貢献するのと、目の前のことだけに集中するのとでは、仕事に対する向き合い方がかわってきます。
ぜひ日々の診療に追われるだけではなく、今の職場に不満を言うだけではなく、これからの人生に不安を持つだけでなく、視点をかえてみませんか？
わたしでよろしければご相談に応じます。
雇う院長先生にとっては、信頼のおける歯科衛生士さんの存在はその歯医者さんにとっての財産です。給与を上げれば居続けてくれるのかもしれませんが、金額だけでは限界があるでしょう。時には従業員に新しい風を入れることも必要かもしれません。
新しい風というのは人員の入れ替えということだけではなく、情報の入れ替えということもあります。
また、せっかく評判の良い歯科だったとしても従業員がすぐやめてしまうというお悩みがあるとしたら・・・。
わたしでよろしければご相談に応じます。
歯医者さんの中には、ベテランの方に役職を与えたり、職場の中で役割を担ってもらったりして任命権をあたえてるところもあるでしょう。でも少数でまわしていかないといけないのでなかなか役割変更が難しいですよね。
先日教えるのが得意でない人が、教育係であったことについて言及しましたが、その人の得意不得意と役割がマッチするといいですよね。
その人でなければできないというところに、希少価値はあるかもしれませんが、誰がやっても一定のレベルで運営できることも大切です。
客室乗務員の場合、勘違いしがちなんですが、ついわたしがやらなければと思いがちなのですが、誰がやっても一定のレベルのサービスであることが会社の求めること、なんですよね。
最初からばっちりマッチングすることは難しいと思いますが、歯科衛生士さんが歯科衛生士としてだけでなく人としても成長することを応援できるような、そんな歯医者さんが生き残っていけるのではないでしょうか。
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