面倒見の良さの弊害【教育】

元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年11月25日にstand.fmにて配信された、「面倒見の良さの弊害【教育】 #88」をお送りします。

いつも誰かに見られていて失敗の試行錯誤ができない


面倒見が良いというのは、一般的には良いとされています。 
でも果たしてそうでしょうか?というのが、今日のお話です。


少子化のせいか、利益優先のためか、子どもの教育に関してとても手厚くなっているなーと感じます。
学校ではひとクラスあたりの人数を少なくしたり、塾では個別指導を充実させたり…。
そうすることで、子どもに目が行き届くし、手厚くすることで、一人当たりの教育費がかかるようになっている気がします。

教育に携わる先生方というのは、やる事が多くてとても大変だと思うので、
業務が軽減されて教育の充実がはかれるならいいと思うのですが、
かえって手厚くすることで負担が増えている様にも感じます。
そうして育ってきた子どもたちが社会に出た途端、手取り足取り手厚いフォローで
はなくなります。

歯医者さんの場合はそれでも小さな組織のところが多いので、
新人スタッフが入ってきた場合には、比較的丁寧に教えていただける場合が多いでしょう。
ていねいに親切に教える、面倒見の良さは、良いことのようにも思いますが、ややもすると危ういです。

教える人も教わる人も、順調にいくことを想定していますから、なかなか失敗できなくなります。
そりゃあ、失敗しない方がいいに決まってますけど、
失敗を経験しなかったら教える方はどこが間違えやすいのかわからないし、教わった方はますます失敗するのが怖くなる。そして失敗を許さない組織が最も怖いです。

またちょっとした失敗で、責めたり、落ち込んでしまったり、
それで仕事へのモチベーションが下がってしまうのは、一時ならまだしも、休職や退職となると本当にもったいないことです。

小さなミスが大きな事故に発展することは過去の飛行機事故を見ても明らかなことです。

ではどうするか?

小さな失敗を言える雰囲気をつくること、それを皆で共有して、失敗が起こりにくい工夫を皆で考えていくこと、これは仕事の中身だけでなく、人付き合いにも言えそうです。
ちょっとした言い間違い、解釈の違い、考え方は立場によっても異なります。男女の違いもありますね。
やってくれると思ってたことがされてなかった。
たとえば明日のカルテが準備できてると思ってたけど、この時間になってもまだだった。あの人がやるはずなのに…。

やってもらってあたりまえなことは、ない、あの人の仕事のはずという先入観も時には厄介です。面倒見の良い人がいるとよく気付いてしゃかしゃか動いてよいのですが、周りがあたりまえと思ってしまうと、その人がいなくなるとできなくなる。これは弊害です。


面倒見の良さということは、時にありがたいことであり、場合によっては周りが動けなくなることもあると心得た方が良いともいえそうです。

失敗しないようにしないようにと、手を出してしまう光景は教える側に、教育でいえば親の側に余裕がないように感じます。

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stand.fm「面倒見の良さ【教育】#88 」こちらから

面倒見の良さの弊害【教育】#88 - キョーコのvoice | stand.fm
2021.11.25. 面倒見が良いというのは本当に良い事なのでしょうか? 最近の子どもたちを見ていて思います。 教える側に、大人に、余裕が無いのでは…? #面倒見の良さ #教育 #歯科 #歯科医師 #歯医者さん #デンタルクリニック #歯科衛生士 #歯科助手 #マナー #接遇 #医療接遇

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