元客室乗務員で歯科助手のマナープラス研究所・代表・関口京子がstand.fm「キョーコのVoice」で配信している番組をブログにつづります。
今回は、2021年12月３日にstand.fmにて配信された、「 脱ぐか脱がないか、問題なのは？#９６」をお送りします。
上着を脱ぐか脱がないか、自分で決めようよ
12月にはいり、寒くなってまいりました。冬らしい空気になってきました。
秋から冬に入るころ、気温や湿度が一日の中でも変わりやすくなります。
今日は脱ぐか脱がないか？これは着る着ないもそうなのですが、
衣類の脱ぎ着に関して保護者の方に言いたいことをお話しします。
子どもに上着を着なさいとか脱ぎなさいとか命令するの、やめませんか？
暑いとか、寒いとか、感じ方は個人差がありますし、
もちろん月齢、年齢にもよるのですが、
親に言われて上着を脱ぎ着するっておかしいと思うんですよね。
自分が今寒いのか暑いのか、その体温調整をする、できるようになるのが成長過程であって、
他人から指示されてやることではないと思うんです。
体感で身に着けていくことだと思うんです。
「いや、言わないと風邪ひくし…」というお声もあるでしょう。
ですが親の言うとおりに脱ぎ着しても、風邪はひくときはひくし、風邪をひかない人はいません。
どんなに気をつけていたって免疫力が落ちていたり疲れていれば、体調を崩します。
汗をかいた後そのままにすれば身体に冷えが入り込みます。
親に言われないと上着脱いだり着たりしないって、どうなんでしょう？
自分で考えることじゃないかって思うんです。
仮に風邪をひいたとしても「あの時上着を着なかったから…」とか「あの時、あーだったから…」などと親が原因探しをするのは意味がないなって思います。
小学生になったらそのようなことは子どもが考えることです。
歯医者さんでの滞在時間は子どもの場合、診療時間は大人より短めで、結構短時間勝負なんです。
お子さんの予約も、余裕持ってお越しいただきたいのは、おそらくどの歯科でも同じだと思いますが、診療台に座ってからじゃあ上着脱ごうかとか親が急かすのって余計です。
この季節ですと、暖房が入っています。
歯医者さんに入った時点で、子どもが暑いと感じれば自分から脱ぐ、
あれこれ親が世話を焼きすぎる人って、診療に関しても子どもの意思を奪ってる気がします。
例えば麻酔を打つかどうか、確かに子どもにとってみればドキドキする経験だし、
親の心配も分かるのですが、患者さまはあなたではなく子ども、
不安を受け止めるのは大人の役割ですが、一方的に決めるのはいかがなものかと思います。
ちなみに飛行機の中ですが、上着は脱ぐ方も多いかと思います。
でも万が一に備えて手近なところに置いておくか、羽織るものを持っていた方がよいでしょう。
お子様用にもバスタオルとかストールみたいなものを持っておいた方が良いです。
機内の空調は一定に保たれていますが、特に女性やお子様は冷えを感じる方が多いようです。
自ら考えて行動する力というのは、いきなり身につくものではなく、
子どものころからの大人のかかわり方で育っていくものではないかなと思います。
暑いか寒いか、衣類の調節を自分で考えて脱ぐか着るかを決める、
こんなささいなことから意識してみてはいかがでしょうか？
歯科向け医療接遇講座
✔ ワンランク上の接遇で、他医院との差別化をはかりたい
✔ スタッフの「身だしなみ」「言葉遣い」を教育したい
✔ 院内の雰囲気を明るくしたい
✔ 患者様に「また来たい」と思っていただけるクリニックにしたい
✔ 全てのスタッフに統一した接遇マナーを身に着けてほしい
✔ スタッフのコミュニケーションを良くし、チームとしての質の向上をはかりたい
✔ スタッフのモチベーションを上げたい
こんなお悩みをお持ちでしたら、歯科に特化したマナープラス研究所の医療接遇マナー講座を院内の研修として取り入れてみませんか？
まずは、お気軽に貴クリニックの現状やお悩みをお聞きする、【無料】Zoomによるオンライン個別相談にお申し込みください。
貴クリニックの今の状況、お悩みをお聞きした上で、講座の内容、進め方などをご案内させていただきます。一緒に「患者様に選ばれる歯科医院」をつくっていきましょう。
stand.fm「 脱ぐか脱がないか、問題なのは？ #９６ 」こちらから
コメント